ノルウェーサッカー協会(NFF)とキットサプライヤーのNikeは18日、ノルウェー代表の2024新ユニフォームを発表した。23日の親善試合から着用を開始している。

Norway 2024 Nike Home





ノルウェー代表 2024 Nike ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームは、歴代で最も大胆なデザインが登場。レッドとブルーの国旗カラーをベースに、ノルウェーでは珍しくストライプ柄を採用している。濃淡を付けたカラーパレットのような配色が印象的だ。

中央のストライプは中心部分に角度を付けて、美髪王の異名を持つ初代国王ハーラル1世の剣を表現している。



このデザインは代表チームの過去のユニフォームにインスピレーションを得たもの。伝統的な要素を取り入れつつも斬新に仕上げている。



また、今回のキット開発にはNFFとサプライヤーNikeの他に、NFFのパートナー企業である「Unisport」(北欧地域で展開するサッカーショップ)も加わっていたという。

まだ実例は少ないが、欧州では昨年あたりからパートナーの小売店がユニフォームの制作に関わるというケースが、クラブチームを中心に見られるようになってきている。



マルティン・ウーデゴールはホワイトのパンツを着用しているが、Nikeが公開したビジュアルではブルーのパンツが使われていたので、どちらが基本となるのかは現時点で不明。

ホームのこれまでにない斬新なストライプデザインに対し、同時に発表されたアウェイは2020モデルを彷彿とさせる“涼し気デザイン”が登場した。

Norway 2024 Nike Away




ノルウェー代表 2024 Nike アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームはホワイトを基調に、北欧的なブルーで彩色した独特のグラフィックを全体に配する。2つ前の2020モデルは「ノルウェーの氷山」をデザインしていたが、今回はノルウェーの氷河・氷柱を表現している。

そのグラフィックを斜めにカットしたようなデザインには、どうやらオーロラのイメージを重ねているようだ。



氷山を美しく表現した2020アウェイユニフォームは、サポーターやユニフォームファンに大好評だった。国の美しい自然をテーマとした2024モデルも北欧の厳しい寒さが伝わってくるグラフィックで、今回も人気となる予感が漂う。



そして、アウェイユニフォームでもう一つ特徴的なものがエンブレム。キットカラーに合わせてダークブルーを使い、部分的に色が変化する(あるいは光り輝く)素材のようだ。



この新アウェイユニフォームは23日にホームで行われたチェコとの親善試合でデビュー。残念ながら試合は1-2でノルウェーが敗れている。

EURO2024は予選敗退となったノルウェー。チームは今月と6月に予定されている親善試合を経て、9月にスタートするUEFAネーションズリーグから、この新ユニフォームでの本格的な戦いが始まる。