消防によりますと、16日午後5時15分ごろ、広島市中区幟町の県立叡啓大学の構内から「大学の3階で原因不明の煙が発生した」と通報がありました。

消防車9台のほか消防ヘリが出動し、検知器を使うなどして建物内を調べましたが、火や煙は確認されなかったということです。

通報は大学の職員からで、建物内の階段付近で1人が一時気分不良を訴えましたが、その後回復したということです。

消防が大学から聞き取ったところによると、建物の階段付近で、誤って携帯型の護身用スプレーが噴霧されたということです。

大学構内には当時、学生などおよそ370人がいましたが、全員建物の外に避難するなどして、けが人はいませんでした。