メーデーの5月1日、広島市でも労働者の集会が開かれました。歴史的な物価高騰が生活を直撃する中、「大幅な賃上げ」を求める声があがりました。

参加者
「全ての労働者の賃上げを勝ち取ろう」

長引く物価高騰で、実質賃金が下がり続ける中で迎えたことしのメーデー。

RCC

「県労連」が主催した集会には約400人が参加し、「全ての労働者の大幅賃上げを勝ち取ろう」などと訴えながら、市内をデモ行進しました。

参加者
「労働者に給料と休息を!」

RCC

ことしの春闘では大企業を中心に大幅なベアが実現しましたが、中小企業は十分な賃上げが実現できていないといいます。

参加者たち
「厳しいです。給料が上がらないのに物価ばかり上がっているので、生活たいへんです」(医療関係)
「賃上げか物価が下がるかになれば、少しは生活が楽になる」(公務員)
「裏金つくるよりは賃金上げて、社会保障をちゃんとやれと言いたい」(元教員)
「医療職が足りないので。しんどいし、お金にならないのがわかっているのか、なり手も少なくなっているので、給料面から根本的に上げてほしい」(看護師)

RCC

参加者は、▽物価高騰を上回る大幅賃上げの実現を目指すほか、▽待遇や給料の格差是正、▽最低賃金を時給1500円以上に引き上げるよう求めるメーデー宣言を採択しました。