広島県の福山大学が尾道市因島にあるキャンパスで完全養殖したシロギスと、地域発祥の「ハッサク」を掛け合わせた商品が開発されました。

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8日、福山大学で新商品の発表会がありました。「びんごの姫」と名付けられた大学発のシロギスが別の食材と出会ったのです。それが因島が発祥の地とされるハッサクです。

このコラボレーションの仕掛け人は、尾道市の 平谷祐宏 市長。2月にあった中高生向けのシロギスの試食会で、ハッサクについて紹介したのがきっかけでした。新商品開発に挑んだのは、寿司店を運営するアペックスインターナショナルです。

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こちらが新商品です。手前はハッサクの果肉を使ったシロギスの押し寿司や、果汁を使ったにぎり寿司。果肉をくりぬいたハッサクを器に仕立て、シロギスのちらし寿司を詰めたものなど、合わせて6品目がお目見えしました。

お披露目のあと、参加者はさっそく試食です。

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大塚豊 学長
「おいしい、おいしい」

新たな味覚に参加者は舌鼓を打っていました。

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アペックスインターナショナル 大瀧一登 社長
「企画自体は大成功なのかなというふうに思っています。なので、これからは一般のお客さまにも商品を食べていただけるように開発をしていきたいかな」

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有瀧真人 教授
「(新商品は)まずきれい。何か映えるって大事だと思うんですけど、見て楽しむっていうことができる商品に仕上がっていると思いますね」

シロギスとハッサクをいかした新商品は、6月、福山市内の「廻鮮寿司しまなみ」で販売する予定ということです。