中国メディアによると、中国の桂林から済南に向かう桂林航空GT1013便で16日、女性乗客が搭乗後に2人分の座席に横になったまま起き上がらず、客室乗務員から離陸時は横になることができないと伝えられても「病状が重い」と拒むなどしたため離陸が遅れ、他の乗客らが「降りろ」と大合唱する騒ぎがあった。

他の乗客によると、女性は搭乗時に「離着陸の際は座席にきちんと座れる」と話していたという。乗務員が、横になったままでは危ないのできちんと座るよう求めても女性は従わず、降機するのも拒んだ。通報を受けて警察官が来ても女性は拒み続け、最終的に2時間25分遅れて離陸したという。

桂林航空の関係者はメディアの取材に対し、「乗客1人が座席にきちんと座れず、離陸条件を満たさなかったことが遅延の理由だ。この乗客が聞き入れなかったため空港警察に通報した」と述べた。(翻訳・編集/柳川)