2024年5月14日、台湾メディアNOWnewsは、日本のホテルで「外国人価格」を回避して安く宿泊する方法を紹介する記事を掲載した。

記事は、急激な円安によって日本が世界中の観光客にとって旅行天国となる一方、日本では一部の飲食店やホテルが「観光客価格」を設定しているといううわさが広まっており、ある専門家が「日本のホテルを予約する安い方法」を明らかにしたと伝えた。

記事によると、「日本の暮らし研究家」を名乗り、SNSで情報を発信している「Tony's YamaTrips」氏はこのほど、日本の宿泊施設で「観光客価格」が設定されている証拠をつかんだとする動画を公開した。ある東京のホテルを世界的な予約サイトを使って予約すると766ドル(約12万円)かかるのに対し、日本国内向けの予約サイトでは660ドル(約10万円)に設定されているとし、このような「外国人価格」を回避して宿泊料金を節約する方法として、Googleの翻訳機能などを駆使して日本人向けの日本語予約サイトを利用することを推奨している。

日本のホテルで「外国人価格」が設定されていることについて、台湾のネットユーザーからは「日本は好きだが、これは差別的な扱いだ」「観光客が多すぎてうんざりしないための対策かもしれない」といった感想が寄せられたという。

記事は、ホテルだけでなく飲食店でも「日本人と外国人で異なる価格」を設定するケースが見られ、ネット上で反響を呼んでいると紹介。日本人より1000円高い外国人価格を設定した海鮮食べ放題の店の経営者が「外国人客への説明に時間がかかるほか、食べ方を知らずにカニの肉を多く残して帰るので、コスト面を考慮した」と説明しているものの、多くの観光客からは受け入れられていないと伝えている。(翻訳・編集/川尻)