2024年5月18日、新浪新聞は、中国の高速鉄道で窓側座席の乗車券を購入したにもかかわらず、窓のない座席を指定された問題が物議を醸していることを伝えた。

記事によると、あるネットユーザーが16日にSNS上で「高速鉄道の窓側の1等席を購入したのに、窓がなかったのでクレームを付けた」とする文章を書き込んだ。このユーザーは、700元(約1万5000円)余り多く支払って快適な1等車の窓側席を予約したのに窓がない席で4時間余り移動させられたと訴えている。

書き込みを見たネットユーザーからは「窓側というからにはちゃんと窓があるべきだ」といった支持の声とともに、「窓側というのは、座席の横に必ず窓がついていることを表すわけではない。あくまで窓寄りの座席というだけで、窓が座席の前方や後方にずれてしまうこともある」という否定的な意見も見られたという。

記事は、クレームに対して中国鉄道のカスタマーサービスが「高速鉄道は各車両の形状や列車の編成が異なる。窓側の座席の真横に必ず窓が来るかどうかは保証できない」と説明するとともに、「窓の横の席を選びたいのであれば、車内の車掌に言ってほしい。条件が許せば、席を交換できる」と語ったことを伝えた。

また、法律事務所の弁護士が「窓側」という言葉について誤解を招きやすいと指摘、鉄道側の虚偽宣伝とは言えないものの、トラブルを避けるために飛行機のシートマップを参考にして窓の位置を表示することを提案したと紹介している。(翻訳・編集/川尻)