[22日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは、米企業による自社株買いと企業の合併・買収(M&A)を通じた国内株式の購入額が2024年に6250億ドルに達し、6年ぶりの高水準になるとの見通しを示した。

ゴールドマンの米株式ストラテジスト、コーマック・コナーズ氏は「自社株買いの急増と、現金によるM&Aの持続的な拡大が企業の株式需要をけん引する主因となる」と分析した。

ゴールドマンは今月初旬、S&P総合500種指数に採用されている企業の自社株買いが24年に前年比13%増の9250億ドルとなり、25年は1兆ドルを超えると予想していた。

ゴールドマンは、今年の株式発行が一部の株式購入を相殺すると指摘。また、投資信託と年金基金がそれぞれネットベースで3000億ドル、3250億ドル相当の株式を売却することも一段と相殺要因になると予測した。