[27日 ロイター] - 経営難に陥っている米新興電気自動車(EV)メーカーのフィスカーは27日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「オーシャン」2023年モデルの価格を引き下げると発表した。需要を喚起し、同社に対する懸念を和らげる狙いがありそうだ。

エントリーバージョン「スポーツ」の価格は従来の3万8999ドルから2万4999ドルに、「ウルトラ」は5万2999ドルから3万4999ドルにそれぞれ値下げ。最上級の「エクストリーム」については価格を約39%引き下げ、3万7499ドルにする。

フィスカーは25日、大手自動車メーカーとの買収交渉が決裂したと発表。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する株式は「異常な低価格」を理由に上場廃止になる見通しとなった。