Rajesh Kumar Singh

[シカゴ 1日 ロイター] - 米航空大手ユナイテッド航空は、米航空機大手ボーイングからの航空機納入遅れのため、来月から人員過剰のパイロットに無給休暇の取得を提示した。会社と労組のメモをロイターが確認した。

ユナイテッドの広報担当は、納入の遅れで今年の航空機の利用率が低下しており、過剰人員に対応する「自主計画」に頼らざるを得なくなったと認めた。

同社は従業員向けのメモで、パイロットに5月いっぱい、あるいは選択した日に無給休暇を取ることができると説明した。

この措置の期間は5月のみだが、ユナイテッドのパイロット組合は、組合員に対し、夏期と「もしかしたら秋まで」追加的な計画の実施が予想されると述べた。

組合は3月29日付のメモで、「納入の問題は787型と737型機体が対象だが、影響は他の機体にも及ぶだろう。計画の詳細は現時点では不明」としている。

同社は数週間前に、5月と6月のパイロット採用を一時的に停止すると発表している。