[ジャカルタ 22日 ロイター] - インドネシア統計局が22日発表した3月の貿易収支は44億7000万ドルの黒字となり、ロイターがまとめた市場予想の11億3000万ドルの黒字を上回った。輸入が予想以上に減少した。

2月の貿易黒字は9カ月ぶり低水準の8億7000万ドルだった。

3月の輸出は前年同月比4.19%減の224億3000万ドル、輸入は12.76%減の179億6000万ドルだった。ロイターがまとめた市場予想は、輸出が9.03%減、輸入が1.57%減。

機械・電子製品の輸入が減少した。輸出減少の主因は鉱業品の出荷額の減少。

トリメガ証券のエコノミストは、貿易統計は好調だったとした上で、中央銀行が今週の政策決定会合でルピア相場を下支えするため、タカ派的なガイダンスを示すだろうと予想した。

ルピアはドル高や中東情勢の緊迫化を背景に先週下落。22日も2020年以来の安値近辺で取引されている。