Akash Sriram

[30日 ロイター] - 人工知能(AI)向けサーバーを製造する米スーパー・マイクロ・コンピューターが30日発表した第3・四半期(1−3月)決算は、売上高が38億5000万ドルとなり、LSEGが集計したアナリスト予想の39億5000万ドルを下回った。一部の重要な部品が不足したため、販売の伸びが抑えられた。

3月末時点の在庫は41億2000万ドルとなり、昨年6月末時点の14億5000万ドルから積み上がった。デービッド・ウェイガンド最高財務責任者(CFO)は在庫の増加について「当社のキャッシュフローを圧迫しているが、第4・四半期の出荷にこの程度の在庫が必要なため、問題にはならない」と述べた。

第3・四半期の調整後1株利益は6.65ドルとなり、アナリスト予想の5.78ドルを上回った。粗利益率は前年同期の17.6%から15.5%に低下したが、アナリスト予想に沿った水準だった。

同社は第4・四半期の売上高を51億─55億ドルとする見通しを示し、アナリスト予想平均の48億9000万ドルより高い水準を予想。需要が堅調に推移すると見込んだ。

今年度通期の売上高見通しは従来の143億─147億ドルから147億─151億ドルに上方修正した。