[6日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの149億ドルの買収計画を承認した。買収により「競争上の懸念は生じない」と説明した。

この買収を巡っては、バイデン大統領がUSスチールは「完全に米国の企業であり続けるべきだ」と声明を出すなど同社買収に反対する姿勢を示していた。

USスチールの株価は寄り付き前の時間外取引で約2%上昇した。

日本製鉄は世界的な粗鋼生産能力を1億トンに高める計画で、今回の買収はこれに大きく寄与するとみられている。