[7日 ロイター] - 米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムのクラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は7日、シンガポールにおけるクラウドコンピューティングのインフラ拡張に、今後4年間で計約120億シンガポールドル(約1兆3600億円)を投資する計画を発表した。

AWSの声明によると、シンガポールにおける人工知能(AI)や生成AIの導入で、政府や民間企業と連携する方針という。

シンガポールで開催されたAWSのASEAN(東南アジア諸国連合)サミットで発表された。アマゾンは、東南アジア全域でAWSのインフラを構築する計画で、タイやマレーシアでの投資も最近発表していた。

東南アジアでは、IT大手の活発な動きが最近目立ち、2023年12月には、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が、マレーシア、ベトナム、シンガポールを訪問。24年4月には、米アップルのティム・クックCEOが、シンガポール、ベトナム、インドネシアを訪問した。

アップルは4月、シンガポールでの拠点拡張に2億5000万ドルを投資すると発表。マイクロソフトも最近、インドネシアとマレーシアでのAI関連の投資計画を発表した。