(14日配信の記事で、会社側の訂正により、第1段落の「24年上期中」を「25年3月期上期中」に訂正します。また、本文第2段落の「減損損失435億円」の記述を削除します。)

[東京 14日 ロイター] - シャープは14日、堺工場でのディスプレイパネルの生産停止を決定したと発表した。子会社の堺ディスプレイプロダクトが25年3月期上期中(訂正)に生産を停止する。パネル市況の低迷が長期化し、生産を安定的に継続し難い状況となった。

これに伴い、24年3月期に事業改革費用87億0500万円を計上した(減損の記述を削除)。このほか、国内連結子会社の中小型液晶事業関連の建物や機械装置などと合わせて24年1−3月期に1179億円、通期で1223億円の減損損失を計上した。事業構造改革費用も1−3月期に108億円、通期で117億円計上した。

この結果、24年3月期は203億円の営業損失、1499億円の純損失となった。23年3月期も2608億円の純損失を計上しており、2期連続の大幅赤字となった。

25年3月期は営業損益で100億円の黒字、純損益で50億円の黒字を見込む。