[ロンドン 14日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は14日、国内労働市場は軟化しているが、歴史的な基準で見ると依然タイトだとの認識を示した。

同氏は、この日発表された民間の賃金上昇率がボーナスを除くベースで鈍化したことについて「第1・四半期の一段の小幅な鈍化と整合性が取れる追加の統計が今朝発表された」と指摘。「労働市場は軟化しているが、歴史的な基準で見ると依然かなりタイトだ」と述べた。

中銀が夏に利下げを検討する可能性があると考えるのは「不合理ではない」との認識も示した。

イングランド・ウェールズ勅許会計士協会(ICAEW)主催のオンラインイベントで見解を示した。

ピル氏は先週の中銀金融政策委員会で金利据え置きを支持した。