Atsuko Aoyama

[東京 15日 ロイター] - 北越コーポレーションは15日、大王製紙と戦略的業務提携を結んだことに伴い、関係会社株式として保有している大王製紙株について「必要な範囲で削減する」との方針を示した。

大王製紙との戦略的提携で同社株の保有目的だった強固なパートナーシップが構築できたとし、両社の関係が「新たなステージを迎えた」としている。保有株削減は北越コーポが自社の資本政策や各種投資、株主還元策などを踏まえ、大王製紙との協議の上で検討を進める。当面は一定の資本関係を維持し、戦略的業務提携の効果発現に取り組む考え。

業務提携では生産技術や原材料購入、物流などの面で協力し、2026年度に大王製紙で20億円程度、北越コーポで30億円程度の営業利益増加を目標とする。

北越コーポは今年3月末時点で大王製紙を約25%保有している。