中国人民元建て債、4月も海外勢保有拡大 国債は減少
中国人民銀行(中央銀行)上海総部が発表したデータによると、4月のオンショア人民元建て債券の外国人保有高は8カ月連続で増加した。写真は2017年5月撮影(2024年 ロイター/Thomas White)
(ロイター)
4月末時点で、中国の銀行間市場で取引されている債券のうち外国機関の保有額は4兆0500億元(5600億ドル)で、前月の4兆元から増加した。
4月は500億元増加したが、国債の保有高は200億元相当減少した。
中国の景気回復停滞を背景に国債はここ数カ月で上昇。30年債利回りは今年に入ってから40ベーシスポイント(bp)も低下した。
しかし、人民銀が超長期債利回りに警戒感を示したため、4月下旬以降の利回りは19bpも上昇した。
10年債利回りも一時13bp上昇した。