トランプ氏裁判、取り下げ申し立て却下=機密文書問題で米地裁
3月14日、トランプ前大統領の機密文書の不正な取り扱いに関する裁判で、南部フロリダ州連邦地裁の裁判官は、トランプ氏の起訴取り下げ申し立てを退けた。写真は裁判所に到着するトランプ氏。フロリダ州フォートピアースで同日撮影(2024年 ロイター/Marco Bello)
(ロイター)
[フォートピアース(米フロリダ州) 14日 ロイター] - トランプ前大統領の機密文書の不正な取り扱いに関する裁判で、南部フロリダ州連邦地裁の裁判官は14日、トランプ氏の起訴取り下げ申し立てを退けた。
これに先立ち行われた審理でトランプ氏の弁護団は、この事件の中心的な罪状が曖昧だと主張していた。
裁判官はこの点を「真剣に検討する価値がある」が、現時点で決定すべきではないと判断した。
裁判官は審理で、トランプ氏が文書を政府所有物ではなく「個人的なもの」とみなしたという理由で起訴を取り下げるべきだとする別の申し立てについても同意する可能性は低いことを示唆した。
トランプ氏は11月の大統領選でバイデン大統領と対決するが、この案件も含めて現在4件の刑事裁判を抱えている。