[モスクワ 20日 ロイター] - ロシアのショイグ国防相は20日、ロシア軍の攻勢でウクライナ軍が後退しているとし、ロシアは年末までに2つの軍と30の編隊を新設することで増強すると表明した。

ショイグ氏は上級将官らに「ロシア軍は敵を陣地から追い出し続けている」とした上で、「米国とその衛星国はロシア軍の成功を非常に懸念している」と主張した。

2022年にウクライナに侵攻したロシアは、ウクライナ東部と南部で勢力を拡大後、一部の部隊を急速に後退させていた。しかし、ウクライナの昨年の反転攻勢が目立った戦果を上げられない中で、ロシアは徐々に進軍している。

ロシアはこれまでにウクライナの5分の1弱を支配している。ウクライナ東部の都市アブデーフカを2月に制圧後、ロシアのプーチン大統領は部隊に対してさらに進むように命じた。