[ニューデリー 12日 ロイター] - インド統計省が12日発表した2月の鉱工業生産指数は前年比5.7%上昇で、4カ月ぶりの高い伸びとなった。ただロイターのエコノミスト予想の6%は下回った。

1月は3.8%上昇から4.1%上昇に上方改定された。

2月の製造業生産は5%増と前年同月の5.9%増から鈍化。発電量は7.5%増と同8.2%増から鈍化した。一方、鉱業活動は8%増と同4.8%増から伸びが拡大した。

昨年4月─今年2月の鉱工業生産は前年比5.9%増だった。前年同期は5.6%増。

ICRAのエコノミスト、アディティ・ナヤル氏によると、生産は予想と一致しているが、高頻度指標を見ると3月は経済活動鈍化で鉱工業生産が前年同月比4.5─5.5%の増加にとどまる可能性が示唆されているという。