Colleen Howe

[北京 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続伸。カナダの山火事による影響や需要増、自主減産で需給がひっ迫するとの見方が強まった。

0024GMT(日本時間午前9時24分)時点で、米WTI先物は0.18ドル高の1バレル=79.30ドル、北海ブレント先物は0.19ドル高の83.55ドル。

カナダではブリティシュコロンビア州とアルバータ州のオイルサンド産業中心地近くで発生した山火事の消火活動が続けられている。

現時点で操業への影響は報告されていないが、エネルギーブローカー、ストーンXのアナリスト、アレックス・ホーズ氏はカナダの日量330万バレルの生産能力が影響を受ける可能性が非常に高いと述べた。

原油先物は13日米国時間の取引でも、最大の石油消費国である米中の需要改善の兆しを受けて約1%上昇していた。

イラクのアブドゥルガニ石油相が12日、石油輸出国機構(OPEC)による自主減産へのコミットを表明し、原油市場の一段の安定に向けた取り組みで加盟国と協力する意向と述べたことも引き続き材料視された。