水俣病の患者・被害者団体との懇談会で、環境省の職員がマイクの音を切った問題を受け、伊藤環境大臣は、水俣病への体制を強化すると発表しました。

この問題は5月1日、水俣病の患者らの団体と伊藤大臣との懇談会で、環境省側が発言時間を3分と設定したうえで、持ち時間を過ぎたとして団体側のマイクの音を消し、発言を遮ったものです。

伊藤信太郎環境大臣
「しっかりとした水俣対応を行っていくために、体制や取り組みを強化することといたします」

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具体策として伊藤大臣は、環境省の中に水俣病の担当職員を増やすほか、大臣や副大臣・政務官が来年の慰霊式までに水俣を訪れ懇談する機会を多く作りたいとしています。

さらに伊藤大臣は、「水俣病の問題が終わっていない責任は環境省に多くある」と話しました。

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