進捗状況の管理課題視

 調査は、新型コロナウイルスが5類に引き下げられた後の今年5〜6月に実施した。直近3カ月以内にテレワークを実施した部下がいる管理職1000人を対象とした。

 テレワークの開始に伴う制度・取組みの導入・変更状況をみると、3割以上が「進捗状況や成果を管理、評価するための制度」(36.2%)、「必要なスキルや知識取得のためのトレーニング・研修」(35.7%)を、「導入・変更されていないが必要だと思う」と回答し、課題視している。

 部下に対する労務管理上の留意点としては、「仕事の成果を適切に評価できているか」が77.5%と最も多かった。「健康管理ができているか」は68.5%で、「指導やサポートが適切に行えているか」(74.0%)、「勤務時間が規定に沿っているか」(72.8%)などの項目に比べて少ない。

テレワークに関する意識調査(管理職)(日本生産性本部)