東京都は、令和5年度の「障害者雇用エクセレントカンパニー」の表彰式を開催した(写真)。障害者社員の活躍と成長を後押しする独自の評価・昇給制度を導入した玩具の企画販売業の㈱ハピネット(台東区、433人)など6社を表彰している。

 同社の選出に当たっては、人材育成に力を入れている点を高く評価した。同社では、一般の人事制度とは別に、障害者社員専用の評価制度を取り入れている。障害者社員が自身の能力に合わせて業務目標を設定し、人事担当者と内容を擦り合わせる。人事担当者は年4回の面談を通じて進捗や達成度などを確認し、評価と昇給を行う。さらに、年1回は360度フィードバックも実施する。人事責任者、支援者らの複数人で行う。

 同社には、精神障害者15人、知的障害者2人、身体障害者2人が勤務している。店舗用のサンプル・販促物の制作や、管理システムの入力業務などに携わっている。