労働新聞社Webサイトに2023年に掲載した記事で、2023年下半期にアクセス数が多くよく読まれている人気の記事を再紹介していきます。

2023年10月13日配信【Web限定ニュース】

 全国社会保険労務士会連合会は、未来の社労士の役割を整理した「社労士未来戦略シナリオ2030報告書」を取りまとめた。2030年に起こり得る未来(世界観)を4つに分類し、それぞれの未来の社会で社労士が担うこととなる業務を考察している。たとえば、労働者が複数の企業で働く「自立・共創社会」では、フリーランス人材が増加していくと予想した。社労士は企業に対し、専門性の高いフリーランス人材とのマッチングや、フリーランスの活用方法をアドバイスする立場になるとしている。

 企業が労働者を長期雇用して価値創出をめざす「企業存続重視・安定志向社会」においては、従業員の定着を促す柔軟な人事制度作りの支援が社労士に求められるとした。多様な人材を活かす経営が企業で主流となるため、外国人の育成システムの構築に対するアドバイスも担うことになるとしている。