安全スタッフに掲載した『安全衛生・お薦めの一冊』から、2023年7〜12月号で掲載した書評をご紹介します。

『高年齢労働者のための転倒・転落事故防止マニュアル』
超高齢社会になった日本。労働現場では、高年齢労働者の災害防止が喫緊の課題になっており、特に転倒については、国を挙げて事故を撲滅するために取り組んでいるところだ。

『職場が変わる 働きやすくする参加型改善』
今から約38年前に東南アジアの中小製造業から出発した「参加型職場改善」。本書では、ILO職員として改善手法の開発に携わった著者が、その歴史とともに、活動の進め方を解説している。

『マンガ 若手安全衛生マン奮闘記 レイくん!ご安全に 第1巻』
本書は、新人の安全衛生マンが同僚や上司に見守られながら事故撲滅と快適な職場づくりのために日々奮闘する様子を描いた漫画。本誌の人気連載の待望の一冊目だ。

『安全法令ダイジェスト製造業編 改訂第3版』
本書は、製造業の安全管理者、作業主任者、各作業の有資格者、作業指揮者、作業員などに向けた法令の解説書。「安全法令ダイジェスト」(建設業編)の姉妹編だ。

『職場のメンタルヘルスケア入門』
職場のメンタルヘルス問題が多様化し、産業保健スタッフや人事労務担当者には不調者へ対応するための幅広い知識が求められている。本書は、産業医として活動する精神科医、産業看護職、弁護士が、問題解決に向けて適切と考えられる対応をQ&A形式で解説したもの。

『職長・安全衛生責任者と事業主が現場ではたす事業者責任』
災害や事故が発生しないに越したことはないが、いざ発生した時に適切に対処できなければ、非常に厳しい責任とその追及が待っている。本書は、工事現場で重大な労働災害や第三者災害が発生した場合の職長・安全衛生責任者と事業主が負う刑事責任、行政責任、民事責任、社会的責任という4つの責任と、その対策を詳しく解説したもの。