厚生労働省は令和4年度労働者災害補償保険年報を取りまとめた。前年度に比べて保険料収納済額が402億円増え、保険給付支払額が106億円減少している。

 同年度における保険料収納済額は8908億円となり、前年度に比べ4.7%増加した。一方、保険給付支払額は7144億円で、同1.5%減少した。

 業種別に支払額をみると、卸売・小売や金融・保険、医療・福祉などを中心とする「その他の事業」が2408億円(2.3%増)で最も多く、以下、建設事業1964億円(3.0%減)、製造業1618億円(3.2%減)などと続く。