神奈川・横浜西労働基準監督署は、令和5年2月に発生した労働災害に関連して、土木建築請負業の㈱ダイケンシステム(神奈川県横浜市)と同社職長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで書類送検した。

 労災は、横浜市内の河川改修工事現場で発生した。死亡した作業員は、クレーン機能付きドラグショベルを運転し、土砂が詰まったフレキシブルコンテナバッグ2袋をつり上げて移動する作業を行っていた。運転していた重機が荷の重さで傾き、河川敷から約3メートル下の川底に重機ごと転落している。

 同社は、クレーンの種類や作業場の広さなどに応じた作業計画を定めていなかった疑い。

【令和6年2月19日送検】