宮崎県は、建設技術者の労働時間削減で成果を挙げている県内の小規模企業の事例集を作成した。事務作業を軽減することで、技術者が現場作業に専念できる環境づくりに取り組んだ4社を紹介している。

 ㈱岡﨑組(宮崎市、70人)では、すべての現場で直行直帰が可能な体制を実現した。勤怠管理システムやオンライン会議システムなどを導入し、出社の手間を省いている。取組みにより、1カ月の平均時間外労働を30時間以下まで削減した。

 事務作業の分担に取り組んだ松本建設㈱(宮崎市、32人)では、技術者でなくてもできる伝票管理などの業務を切り分け、新たに同業務を担う人材を雇用している。