藩主も楽しんだ景色を堪能できます。新緑が美しいこの時期に合わせ、岡山市北区の後楽園で「延養亭」の特別公開が始まりました。

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目の前には後楽園で最も美しいとされる景色が広がります。年に2回行われている「延養亭」の特別公開です。

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延養亭は江戸時代、藩主が安らぐための居間として使われていた建物で、岡山空襲で一度焼失し1960年に復元されました。後楽園を築いた池田綱政をはじめ、歴代の藩主が見た景色。一目見ようと、県の内外から多くの観光客が訪れています。

(埼玉県から)「お殿様になった気分です。広くて緑と池とか、バランスよく作られている庭園だなと思いました」

(東京都から)「不思議ですよね。同じ景色を私が見れるってことは。すごく感動的でした」

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希少な奈良県の春日杉などを使い、一級の職人の技術で復元された主室にはお殿様の敷物=「しとね」や肘を置くための脇息(きょうそく)も復製されたものが展示されています。

延養亭の特別公開は5月26日までで事前に予約した人が優先で、入ることができます。