火災に遭った石垣島クリーニング工場、ライバルたちが「オール沖縄で」支え続ける
八重山圏域のホテルなどで7割のシェアがある太洋社。火災で電源や洗濯機が使用不能になり、ベッドシーツやタオル、枕カバーなどリネン類の洗濯やプレスが困難となった。火災直後から市内のライバル会社が工場を貸したり洗濯を請け負ったりした。それでも処理が追いつかず、1月中旬からは船舶で本島の同業他社へコンテナで輸送し、各地の複数業者が対応している。
今月15日に石垣市内で県内のリネン会社の代表らが集まり、会見を開いた。各社が協力して1社を支えるのは例がないといい、「ひとごとじゃない」「協力する」と前向きな言葉が相次ぎ、リネン業界で一致団結して支える意味で「ある種オール沖縄で支援する」と意気込む声も上がった。