大勢の焼き物ファンが買い物を楽しんだ昨年の有田陶器市=有田町

 今年120回目を迎える有田陶器市は29日〜5月5日、有田町で開かれる。JR上有田駅から有田駅までをメイン通りに400以上の焼き物店が並び、多彩な品々で買い物客を迎える。

 年に一度の大蔵ざらえで、多くの焼き物が普段より安く販売される。日用食器から芸術性の高い作品まで幅広く用意。焼き物以外の工芸品も売られ、思う存分に買い物を楽しめる。飲食店も多数出店してさまざまな食を味わえる。

 名物「朝がゆ」の販売や抽選会などの企画が各所で催され、今年初めて有田駅前の通りも歩行者天国にしてにぎわいを演出する。主催する有田商工会議所は、計120万人の来場を見込む。(佐賀新聞社伊万里有田支局・青木宏文)

【メモ】

 JR九州が臨時列車を走らせる。駐車場は8300台以上。そのうち公営は12カ所4300台あり、利用料は千円。町内を巡る無料のシャトルバスを運行する。有田商工会議所、電話0955(42)4111。

その他のイベント 月、火星、冥王星の重力が体験できる「グラヴィティジャンプ」=武雄市の県立宇宙科学館

◆「宇宙発見ゾーン」リニューアル 武雄市の県立宇宙科学館に月、火星、冥王星の重力を体験できる「グラヴィティジャンプ」など新装置が登場。同科学館=0954(20)1666

◆黄金の茶室・草庵茶室 唐津市の県立名護屋城博物館が、豊臣秀吉が使ったことで知られる二つの茶室を再現。草庵茶室は茶室内に入ることができる(雨天時は除く)。同博物館=0955(82)4905

◆九年庵春の一般公開 5月4〜6日。国名勝の邸宅や庭園が、新緑に包まれた様子を楽しめる。3日には事前予約が必要な特別限定公開も。午前8時半〜午後5時。県政策部=0952(25)7230