いちごトレーニングファームの修了式で目標収量などの抱負を述べる6期の修了生=白石町役場

 しろいし農業塾・いちごトレーニングファームの4期生の修了式と6期生の入校式が24日、白石町役場であった。イチゴ栽培を始める4人の修了生と、岐阜など県外出身を含む3人の新研修生が抱負や決意を語った。

 2年の研修を終えた修了生は池田智美(ともみ)さん(42)=白石町、松尾陽向(ひなた)さん(20)=伊万里市、尾﨑(おさき)小太郎さん(30)=長崎県生月町出身、石井麻理奈さん(32)=福岡県飯塚市出身=の4人。白石町や伊万里市で6、7棟のハウス栽培を始める。「まず10アール当たり6トンの収穫を目指し、さらに規模拡大したい」などと抱負を述べた。

 6人の応募者から選ばれた入校生は白石町の香月伸和さん(37)、岐阜県関市の町田健隼(たけとし)さん(39)、福岡県大川市の御舩良(りょう)さん(43)。「一つでも多く生産できるよう頑張る」と決意表明した。

 小野康文JAさが杵藤エリア担当常務や5年間の講師を終えることになった渡邊智恵子さんが「これまでの3倍、4倍の面積で栽培することになる。研修を実践し所得向上を目指して」とエールを送った。入校生は1年目は栽培、経営などを学び、2年目の模擬経営を経て独立、就農を目指す。(小野靖久)