ホッケー男子日本代表と佐賀県成年男子の練習試合で、ゴール前で競り合う選手たち=伊万里市の伊万里ホッケーフィールド

 ホッケーの男子日本代表「サムライジャパン」が29日まで、伊万里市の伊万里ホッケーフィールドで国際大会の事前合宿を実施している。今秋の国民スポーツ大会に向けて強化を図る佐賀県の成年男子、少年男子チームとの練習試合も行った。

 パリ五輪出場を逃したサムライジャパンは、2028年のロサンゼルス五輪を目指している。若い選手を加えてチームづくりを進めており、5月4日に始まるマレーシアでの国際大会の事前合宿を県が誘致した。26日から4日間の日程で、選考会を経て選ばれた選手18人とスタッフ8人の計26人が参加している。

 練習試合は27日にあり、佐賀の選手たちは国内トップレベルの技術とスピードに必死に食らいついていた。成年男子の川原大和選手(24)は「パス一本から基本プレーの質が違う。高いレベルを実際に体験できてありがたい」と話した。この日は県内の小中学生向けのホッケー教室も開かれた。(蒲原隆寛)