毎年入学式にあわせ、みやき町の新1年生に花束を贈っている花き農家の男性に学校関係者から感謝の言葉が伝えられました。

みやき町の北茂安小学校を訪れたのは、町内でカーネーションやフリージアを栽培をしている原康裕さんです。
きれいな花に触れて農業への関心を持ってもらおうと、2年前から毎年町内にある7つの小中学校の入学式で新1年生に花束を贈っていて、20日、学校や町の教育委員会から原さんへ感謝の気持ちが伝えられました。
原さんはこれまでに約1400人の児童生徒に花束を贈ったということです。

【北茂安小学校 長野篤志校長】
「子供たちのために地域の人がこのような温かい気持ちを持っていただいているというのが一番うれしい」

【花き農家 原康裕さん】
「とにかく、笑顔で、みんなが笑顔になるように配っている。喜んでもらえる、それがなにより」

原さんのハウスは3年前の水害で栽培していた花のほか、トラクターや暖房器具などが水に浸かり大きな被害を受けました。
その後、県や町の支援や町民の励ましで復興できたことに恩返しをしたいという気
持ちで花束を贈る活動を始めていて、今後も続けていきたいということです。