浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークの会場で、花やグルメに彩られた浜名湖花博が4月6日から開幕します。今回の花博のテーマとして、前面に出されているのは、「デジタル化」。DXが博覧会の在り方を変えようとしています。

<浜松総局 寺坂元貴記者>
「浜名湖ガーデンパークでは船から草花を鑑賞することができます」

4日、メディア向けに内覧会が開かれた浜名湖花博の浜名湖ガーデンパーク会場。広々とした敷地を彩る色とりどりの季節の草花が最大の注目点ですが、グルメにも力が入っています。

地元のフレンチレストラン「LENRI」が手掛ける店舗が用意するのは、静岡県内でここだけというサンドイッチです。

<LENLIシェフ 町田通さん>
「普通のパンとは違ってシュー生地のようなサクサクとした食感と地元の峯野牛のハーモニーを楽しんでほしい」

<試食した子ども>
「こんな柔らかいの食べたことない。めちゃおいしかった」

自然の草花を楽しむのが「花博の醍醐味」とも言えますが、今回の浜名湖花博では人のアイデアと最新技術で新しい形を目指しています。

<浜松総局 寺坂元貴記者>
「今回の花博を盛り上げるのモノの1つがデジタル化です。こちらのミュージアムでは、デジタル技術を使って異空間のアートを演出しています」

ガーデンパーク会場の目玉の1つ「イマーシブミュージアム」では、モネやルノワールといった印象派の絵画80点を最新の技術でデジタルアートに。大迫力の音響に包まれることでその世界観に没入することができます。

また、地元の自動車メーカー・スズキは移動のための自動運転車を用意。カメラの情報を車に搭載されたコンピュータが読み取り人を安全に運ぶことで広い会場での移動をアシストします。

<スズキ 秋田晃さん>
「今回、みなさんに体験いただき、意見をいただきながら、将来、自動運転がどうあるべきかを今後検証していく」

デジタルとアナログの融合を目に見える形にした浜名湖花博。浜名湖ガーデンパークでの開催は6日から6月2日までです。