4月14日に投開票が行われた静岡県の御前崎市長選挙で当選した下村勝新市長が18日朝、市役所に初登庁しました。浜岡原発の再稼働については「自ら安全性を丁寧に確認し、市民の意見をしっかりと聞く」と、これまでの市政と同じスタンスを示しました。

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御前崎市の下村勝新市長は、18日午前8時すぎ、職員たちが拍手で迎えるなか初登庁しました。就任式では約100人の職員を前に、市の財政などの課題に当事者意識をもってほしいと話しました。

<御前崎市 下村勝市長>
「縦割りの行政的な部分を少し変えていく必要がある。身近なところから始めて町全体がよくなっていく、その流れに向かっていくと素晴らしい」

浜岡原発3号機と4号機の再稼働については、市民が納得できるまで議論する姿勢を示しました。

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<御前崎市 下村勝市長>
「今の時点で言えることは、安全性については、市として丁寧に見ていく。そして、中部電力としっかりと情報交換をして、この御前崎市が本当に安全なのかを確認していく、そのようなスタンス」

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今後、再稼働に同意するのか判断を迫られた時、的確な答えが出せるように、下村市長には中部電力や住民、周辺の市町などとの丁寧な対話が求められます。