豆乳飲料大手のビタソイ・インターナショナル(00345/香港)が2023年3月期通期の業績予告を発表し、黒字転換する見通しを示した。
 
 業績予告によると、23年3月期通期の会社株主に帰属する純損益が3500万〜5500万香港ドルの黒字となり、前期の1億5900万ドルの赤字から黒字に転換した。
 
 黒字化の要因について同社は、新型コロナの感染が落ち着き、厳しい規制が撤廃されたことなどにより中国大陸での事業が徐々に安定するとともに、効果的な営業、広告費用管理によるコストの合理化で収益性が大きく改善したこと、香港での業績が安定的に伸びているほか、香港政府から新型コロナ関連の補助金を6000万ドル受け取ったことなどを挙げている。
 
 22年3月期通期の売上高は65億121万元(前期比13.55%減)、純損益は1億5875万ドルの赤字(前期は5億4834万ドルの黒字)。22年4〜9月期の売上高は36億4189万ドル(前年同期比1.05%増)、純利益は1億3641万ドル(同3.33倍)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)