米音楽フェスで“歌ヘタ”酷評を受けたLE SSERAFIM。雪辱を果たすべく出演した2週目にも失望した人が少なくなかったようだ。
LE SSERAFIMは4月20日(米現地時間)、カリフォルニア州で行われた音楽フェス「コーチェラ・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」に出演。13日に続いて2度目の登場となった。
LE SSERAFIMは今回、最新アルバム『EASY』の『Good Bones』でスタートを切ると、『ANTIFRAGILE』『FEARLESS』などヒット曲を連発。MCを挟んでからは、13日の公演で初披露した未公開曲『1-800-HOT & FAN』を再び歌唱し、『UNFORGIVEN』『Perfect Night』『EASY』まで40分間、計10曲を歌いあげた。
2度目ということもあり、会場になれたのか、歌唱力騒動にまで発展した13日の公演よりも若干の余裕を感じさせるパフォーマンスだった。だが、彼女たちに向けられる視線は相変わらず厳しい。
一部からは、AR(All Recording:ボーカルなど全てが録音されたもの)がそのまま伝わっているという感想が出ている。メンバーの実際の歌声がかき消されるほど、ARが大きかったという指摘だ。
先立って13日の公演後、LE SSERAFIMのあるメンバーが歌う姿が収められた短い映像がネット上で広まり、「音離脱」というタイトルで批判されていた。また、失敗シーンだけを切り取って編集された映像も見られ、「ガッカリ」「BTSを育てたHYBEの名声に泥を塗っている」「以前からライブの実力は問題視されていた」と火だるまになってしまっていた。
このような評価を受けての2週目公演だっただけに、なんとか挽回しようとしたがためのAR活用だと思われるが、それも裏目に出てしまったようだ。
今回の一件で、LE SSERAFIMへの評価は相当厳しいものとなったことは否めない。なかには、BTSが兵役で不在の間の穴をふさぐため、HYBEが未熟なままでデビューさせたのではないかという意見もある。
今回、LE SSERAFIMは4月13日の出演で、韓国アーティストとしてはデビュー最短でのコーチェラ単独公演アーティストとして名を刻むこととなった。ただ、その結末は少々ほろ苦い味となってしまったようだ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)