超学歴社会と言われる韓国では、有料企業に就職したければ大卒以上の学歴が必須となる。
そのため、学生たちは将来に備えて日々、受験現況に励んでいるのだが、最近、それを裏付けるようなデータが公表された。
4月24日、韓国統計庁の国家統計ポータルが発表したところによると、昨年の韓国全体の就業者は2841万6000人で、そのうち大卒以上は1436万1000人(50.5%)だったという。調査開始以来、初の50%超えとなった。
2003年に30.2%だったこの数値は、2011年に始めて40%を突破し、2020年には48.0%、2021年には48.7%、2022年には49.3%と年々増加してきた。
また、就業者を学歴別に分類した場合、高卒が37.1%で最多となり、大卒31.8%、専門学卒(2〜3年制)13.9%、中卒6.5%、小卒以下5.9%という結果になった。
ちなみに、昨年の大企業就業者308万7000人のうち、大卒以上は245万3000人で全体の79.5%を締めている。一方、300人未満の中小企業就業者2532万9000人のうち、大卒以上は1190万8000人で47.0%を下回った。
やはり、韓国でより良い就職先を目指すなら、大卒以上の学歴は必須のようだ。
こうした結果に、韓国では「当然の結果だと思う」「いい企業に入るために、ずっと勉強している」「いい生活をしたいなら、学生のうちは頑張るしかない」「これは正常な社会だと思う」など、学歴社会を肯定する意見が多くあがった。
一生をかけた受験戦争を勝ち抜くため、韓国の若者たちの受験戦争は終わらない。
(文=サーチコリアニュース編集部)