春は進学、就職を機に一人暮らしを始める人も多いが、荷物が多すぎて引越し先の新居がもので溢れている……なんて悩みを抱えることもあるはず。そんな人を救ってくれるのが、家具・インテリア大手「ニトリ」の収納アイテムだ。今回は消費生活アドバイザー・和田由貴氏にニトリのおすすめ収納アイテムを教えてもらった。

「ニトリ」の収納アイテムは、汎用性と耐久性の高さが売りで、かゆいところに手が届くアイデア満載で、新生活の頼もしい味方になってくれること間違いなし、と評判だ。

そこでここでは、整理整頓に日々困る、「冷蔵庫」「キッチン」「タンス」「デスク」「洗面台」まわりのおすすめ収納アイテムを消費生活アドバイザー・和田由貴氏に紹介してもらった。


冷蔵庫はトレーとラックで管理すべし、キッチンはマグネットも活用


まず「冷蔵庫」だが、まずは仕切りや仕分けをするアイテムに着目すべきだと和田氏はいう。

「冷蔵庫の中は、買ったものをついそのまま入れてしまって、気がついたら食品や食材が乱雑にあふれがち。奥のほうに入れた食材が取り出しづらくなってしまうこともよくあるでしょう。また、そういったものをゴソゴソ探して頻繁に出し入れしていると、冷蔵庫のドア開閉も多くなり、電気代が気になってしまいますよね。そんな人におすすめしたいのが、ニトリの『冷蔵庫トレー(浅型 S 幅12cm)』(399円)と『冷蔵庫ラック(浅型 S 幅12cm)』(399円)です。


『冷蔵庫トレー(浅型 S 幅12cm)』(399円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

『冷蔵庫ラック(浅型 S 幅12cm)』(399円)※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

冷蔵庫トレー、冷蔵庫ラックを設置すれば、調味料や卵、豆腐、納豆、チーズといった日々の細々した食材を一箇所にまとめやすい。そして、ひとつのケースへと収納することで出し入れも楽になります。たとえば、朝食がパン派の方であれば、ケース内にバターとジャムをセットしておけば、一度に取り出せて効率的ですよ」(和田氏、以下同)

事前にきちんと仕分けをして、まとめておいたほうがストレスは少なくて済む。シンプルで統一感のあるデザインということもあって、見栄えもばっちりである。

次に「キッチン」で使える便利アイテムについて教えてもらおう。


『Nスライドトレー2段ラック』(1490円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

「キッチンは、調味料やスパイスなどサイズがばらつくものが多く、きちんと収めるのに困ることも多いはずです。そこでおすすめなのが『Nスライドトレー2段ラック』(1490円)。

この商品は2段式のラックでして、それぞれ前後に動かすことができます。下段に醤油やみりんなどの大きい容器の調味料を入れて、上段に塩やこしょうや瓶詰めを入れる、といった具合に仕分けると取り出しやすくて、どの調味料がどこに配置されているのかもわかりやすいんです」

また、一人暮らしのワンルームや1Kの部屋ではキッチンが狭いこともしばしば。こうしたものたちの置き場に困る可能性大だが、対策できるアイテムはないのだろうか。

「ならば、磁石でくっつく『マグネットスパイスラック(FLAT2 ホワイト)』(1290円)や『マグネット調味料ストッカー(MS443 ホワイト)』(799円)がいいでしょう。


『マグネットスパイスラック(FLAT2 ホワイト)』(1290円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

『マグネット調味料ストッカー(MS443 ホワイト)』(799円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

冷蔵庫のドアやキッチンパネルにくっつければ、スペースを取らず、狭いキッチンでも有効活用できると思います」


タンスの仕切りは買いすぎ防止にも役立つ? キャスター付きもおすすめ


続けて、「タンス」のおすすめアイテムについて聞いていこう。


『引出し整理ボックス(RT2234 15マス)』(349円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

「タンスの場合、とにかく衣類が散らかりますので、ケースの中で整理することがポイント。そこで『引出し整理ボックス(RT2234 15マス)』(349円)を推したいです。これは3×5のマス目状に仕切りが設けられていまして、仕切りごとに靴下や下着などを収納でき、目で見てわかりやすい分別が行えます。

それと、こうやって仕切りを作っておくことで衣類が増えすぎるのを防止する効果も期待できるんです。というのも、衣類って捨てるタイミングがなかなか難しく、買えば買うほど際限なく増えてしまうもので、困っている方もいるでしょう。そこで、新たな服を買ったら古い服を捨てることを徹底するためにも、視覚的にどの衣類が多いのか判断できるようにしておくとタンスの中身がすっきりします」

なるほど、ものをしまうだけではなく、管理するという視点を持つことも賢い収納の仕方なのか。

また、タンスそのものが持ち運びやすいかどうかも重要だという。

「タンスは寝室やリビング、または押し入れの中など、置く場所はどこであれ、部屋の模様替えのときに移動させるのが面倒です。ですから模様替えをよくするという方には、キャスター付きの『押入れ収納ケース FD(3段1列)』(3990円)がいいでしょう。


『押入れ収納ケース FD(3段1列)』(3990円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

『キャスター付きベッド下収納』(1490円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

押し入れの奥に入れてもガラガラと引き出しやすいですし、リビングや寝室に置く場合でも移動が簡単。さらに省スペースで収納がほしいという人であれば、ベッド下に設置できる『キャスター付きベッド下収納』(1490円)がおすすめです」

持っておきたいファイルスタンド、
洗面台の下はラックとボックスで対処


では、「デスク」まわりに使えるアイテムについては、どうだろう?

「『ファイルスタンド ブレッタ(WH)』(799円)は、ファイルや書類など一箇所にまとめられるのはもちろんのこと、サイズが大きいので室内でどこに置いているのか一目でわかりやすいので便利。新生活は明細書、請求書などのプリントが自宅に届くことも多いので、しっかりと整理しておきたいところですからね。


『ファイルスタンド ブレッタ(WH)』(799円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

また、この商品はデスク周りでも活躍しますが、たとえば、けっこうかさばるフライパンの蓋などを立てかけておいたり、他の場所でも使えます」

和田氏いわく、意外とものが散乱しやすいのが「洗面台」の下なんだとか。その理由とともにおすすめアイテムを聞いてみよう。

「洗面台の下は、掃除用品やコスメのストック品などを収納することが多いでしょう。けれども排水トラップがあったり、高さがないものを収納するとスペースの上部分が余ったりする関係で無駄なく使うのは、思ったより難しい。

そういうときに重宝するのが『伸縮フリーラック クラネ (幅29〜45cm)』(1390円)。これは横に伸縮できるラックとなっており、29〜45cm以内であれば自在に調整可能なんです。狭いスペースでも十分に対応できて、上下くまなくものを置けます。棚も一部取り外し可能で、排水トラップの箇所だけ取り外せるため、無駄なスペースを生みません。


『伸縮フリーラック クラネ (幅29〜45cm)』(1390円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

また『整理ボックス クラネ』シリーズとの併用もおすすめです。主に『ハイタイプ』(579円)、『ロータイプ』(379円)の2種類がありまして、ものの高さによって使い分けられます。ちなみにラックと整理ボックスをセットにした『洗面台下丸ごと収納7点セット(幅29〜45cm)』(4064円)もあるので、まとめて管理したいという人にはありがたいアイテムですね」


『整理ボックス クラネ ロータイプ』(379円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

『整理ボックス クラネ ハイタイプ』(579円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

『洗面台下丸ごと収納7点セット(幅29〜45cm)』(4064円)。※2024 年3月6日時点での価格です。一部離島でのお買上げまたはお届けの場合は、別途手数料がかかります

――和田氏はニトリの収納アイテムを総じてこう評価する。

「ニトリのアイテムは、100円ショップの商品などに比べ、デザインに統一感がありますし、大きさもシリーズごとによって大まかに揃えられています。実用性とインテリアとしてのよさが上手く調和していると感じますね。

そして、つくりも頑丈ですから壊れにくいですし、何年にもわたって使えるのも大きなメリット。製造終了にならない限り、定期的に入荷もされますから、探していた商品が店頭にないということも少ないんです。よいアイテムを長く使いたいのであれば、ニトリに行ってみることをおすすめします」

取材・文/文月/A4studio