元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。ヴィッセル神戸からの退団を発表した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタについて語った。

 スペインが誇る“マジシャン”の決断を、闘莉王氏は「悲しいこと。Jリーグ、サッカーファンにとって、すごく痛い」と残念がる。公表された7月ではなくシーズン最後までの残留を懇願した。

 イニエスタがバルセロナで活躍していた頃に、闘莉王氏は当時のチームメイトと「どの選手を連れてきたいか」と語り合ったエピソードを回顧。リオネル・メッシを推す声が多いなかで、イニエスタを欲しがったと振り返る。

「バランサーとしては、イニエスタが一番。イニエスタがいなければ、あんなに良いボールはメッシまで届かない」
 
 そして、「異例な選手」だとして、クリスティアーノ・ロナウドやネイマールらを引き合いに出して、パッと見た印象は「そこらへんにいるアニキだな」とプレー中とのギャップに言及。人間性も含めて、今後出てこないかもしれない逸材だと語る。

「自分たちの想像をはるかに超える選手。新しい世界に連れて行ってくれたイニエスタに本当に感謝。大きな嬉しいサプライズをしてくれるのも、イニエスタしかいない」

 日本に対してのリスペクトや愛する心もあったために、活躍できて「これだけ皆に好かれる選手になった」と称えた。

 なお、今後については、アメリカのクラブへの移籍を勧めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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