2022-23シーズンのプレミアリーグがついに終わりを迎えた。マンチェスター・シティとアーセナルの優勝争い、チェルシーの低迷、エバートンのかろうじての1部残留、レスターのまさかの降格などなど……。様々なトピックがあるなか、忘れてはならないのが、日本代表のエース三笘薫を擁するブライトンの大躍進だ。

 開幕早々、チェルシーにグレアム・ポッター監督を引き抜かれるも、なんのその。新指揮官にロベルト・デ・ゼルビを迎えたブライトンは、攻撃力により磨きをかけ、ついにはトッテナムなどを抑え、堂々の6位でフィニッシュ。クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権を手にした。

 英紙『Daily Mail』もその戦いぶりを称えており、プレミアリーグ各クラブのシーズン採点で「A+」を付け、こう綴っている。

「グレアムって誰? 9月にポッターがチェルシーに強奪された時、ブライトンが急速に後退するのではないかという懸念は、バカバカしいものになった。昨シーズンの9位という成績から、これ以上良くならないだろうというブライトンファンの考えは、ロベルト・デ・ゼルビの激しい情熱でヨーロッパリーグに進出したことで勘違だったと証明された。

 ペップ・グアルディオラでさえも、このイタリア人のフットボールを賞賛しており、デ・ゼルビの情熱はクラブ全体と街に活気を与えている。また、FAカップの準決勝では、PK戦の末に敗退した。

 最優先事項はデ・ゼルビの引き留めだ。予想通りアレクシス・マク・アリステルとモイセス・カイセドが出て行けば、その後釜を探す必要もある。しかし、彼らはどこからともなくスターを見つける点に長けており、アメックス・スタジアムには良い時間が流れ続けている。彼らのヨーロッパでの冒険は、ファンにとって非常に喜ばしい出来事だろう」
【動画】「なんというフィニッシュ」米大手メディアがプレミア年間ベストゴールに選出した三笘の衝撃ゴラッソ
 なお、『Daily Mail』による各クラブの採点は以下の通り(括弧内は昨シーズンの順位、現在採点が出ているのは10チームのみ)。

2位 アーセナル(A/5位)
6位 ブライトン(A+/9位)
7位 アストン・ビラ(A/14位)
9位 ブレントフォード(A/13位)
10位 フルアム(A/2部1位)
11位 クリスタル・パレス(C/12位)
12位 チェルシー(E/3位)
15位 ボーンマス(B+/2部2位)
17位 エバートン(D/16位)
19位 リーズ(E/17位)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!