第103回天皇杯は6月7日、各地で2回戦の29試合を開催。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ対Honda FCの一戦が行なわれ、3−0で鹿島が勝利を飾った。

 ホームの鹿島は4−2−3ー1のシステムで、GK沖悠哉、DFは右から常本佳吾、昌子源、キム・ミンテ、溝口修平、ダブルボランチは舩橋佑、中村亮太朗、2列目は右から仲間隼斗、荒木遼太郎、アルトゥール・カイキ、1トップに染野唯月という顔ぶれとなった。

 先手を奪ったのは鹿島。13分に荒木がキッカーを務めたCKから、キム・ミンテが中央で競り勝ちヘディングでネットを揺らした。

 17分にはHondaの反撃を許す。左右に揺さぶりをかけられ、最後は右サイドのクロスからシュートを打たれるが、GK沖が見事にセーブして事なきを得た。

 一進一退の攻防が続くなか、鹿島が追加点を奪った。39分にカイキがセンターライン付近から持ち上がると、右足を一閃。ゴール右にミドルシュートを突き刺した。
 
 55分に仲間に代えて土居聖真、カイキに代えて藤井智也を、さらに62分には荒木に代えて師岡柊生を投入する。

 しかし、毎年のようにJクラブを苦しめてきたJFLの雄、Honda相手に一筋縄ではいかず、攻め込まれる時間帯も少なくなかった。

 それでも、68分に藤井のカウンターから染野が決め、リードを広げた鹿島が最後まで相手にゴールを許さず、3−0で勝利を収めた。

 この結果、7月12日に行なわれる3回戦では、同日、V・ファーレン長崎を下したヴァンフォーレ甲府と激突。前回大会の準決勝で敗れたリベンジを果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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