鎌田大地は今季限りでラツィオを退団することが濃厚とも言われている。だが、来季もイタリア・セリエAでプレーしないとは限らないのだろうか。

 イタリアの大手紙『Gazztta dello Sport』紙は3月23日、現在のセリエAで6位につけ、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を競っているアタランタが、鎌田を獲得候補のひとりに挙げていると報じた。

 ラツィオで1得点、1アシストにとどまっている鎌田は、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれず。特に2024年になってからは出番がグッと減った。

 そのサッリが辞任し、イゴール・トゥドール監督が就任したことで、鎌田は事態の好転が期待されている。報道によれば、新指揮官は練習初日から3−4−1−2の新システムに取り組んでおり、選手とも個別に話しているそうだ。鎌田は真っ先に指揮官が話したひとりと伝えられている
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 ただ、今季ここまでの状況から鎌田は夏にラツィオを去る意向とも言われる。イタリアの一部メディアは先日、選手がクラブにその考えを伝えたとも報道。退団は既定路線との見方が有力だ。

 アタランタはその状況に目をつけたのかもしれない。Gazztta dello Sport紙によると、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督のチームは、活躍中のトゥーン・コープマイネルスが今季限りで移籍すると騒がれているところ。その後釜として、鎌田とリヨンのラヤン・シェルキが候補になっているという。

 同紙は「(鎌田は)中盤もトップ下もでき、これはガスペリーニのプレーシステムに完璧だ。彼はクオリティを失わずに動かせる選手たちを配下に置くことを好む」と報じている。

 今季のアタランタは、昨季のセリエAで苦戦した選手を“復活”させている。シャルル・デ・ケテラーレのことだ。ミランで1ゴールもあげられず批判されたが、今季は公式戦10得点をマークしている。

 鎌田がラツィオからアタランタに移籍し、デ・ケテラーレのようにイタリアの地で羽ばたく可能性はあるのか。まずは進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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