2024年3月30日、多摩川クラシコで川崎がFC東京を下した後、視察に来ていた日本代表の森保監督が囲み取材に対応。没収試合となった北朝鮮戦(3-0で日本が不戦勝)について触れた。

「我々の目指すところに一歩前進しました。強化の機会が1試合失われたのは勿体無いですが、アウェー、しかも人工芝での戦いという点を考えると、選手の怪我のリスクの消せたのは大きいです。ヨーロッパで戦っている選手たちはシーズン終盤になって疲弊している状態だったと思うので、彼らにとっては良い休息になった。また、いろんな準備でストレスを抱えていたスタッフにも休息を与えてもらった意味で、ポジティブに捉えています」

 没収試合により、日本代表は北中米ワールドカップのアジア2次予選を突破。同予選の残り2試合の扱い、捉え方をどう考えるのか。この問いに、森保監督は次のように答えていた。

「まずは目の前の試合に勝つ、選手選考と戦術のベース作りを常に考えていますが、なかなか親善試合がない。なので、6月の戦い、これまでと同様、ベース作りをするなかで選手や戦術を試すところのバランスを考えていきたいです」
 
 ちなみに、森保監督は来週から欧州視察の予定だ。

 「(期間は)1か月くらい。ヨーロッパで選手の活動を見て、最終的にカタールでU−23日本代表の最終予選(パリ五輪)をチェックできれば。拠点があるデュッセルドルフを起点に複数の選手を見に行く予定です」

 6月のメンバー選考は果たしてどうなるか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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