現地時間4月4日に開催されたプレミアリーグ第31節で、リバプールは最下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドとホームで対戦。遠藤航は4日前の前節で負った打撲の影響でベンチ外となったなか、3−1できっちり勝点3を積み上げ、首位をキープした。

 今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督のもと、4年ぶりの優勝へ突き進むリバプールは17分、ダルウィン・ヌニェスが幸先良く先制点を挙げる。しかし、追加点を奪えずにいると、58分に不運なオウンゴールでリードを手放してしまう。

 まさかの展開に焦りが広がり、重苦しい空気となるなか、チームを救ったのは頼れる10番、アレクシス・マカリステルだった。終盤に差し掛かった76分、ペナルティエリア手前でセカンドボールに反応すると、英雄スティーブン・ジェラードを想起させる、弾丸シュートをゴール右隅に突き刺し、勝ち越し点を奪ってみせたのだ。

 このゴラッソで相手の勢いをそぎ、90分に途中出場のコディ・ガクポがダメ押し点をゲット。最終的には快勝で最下位を打ち破った。
【動画】超爽快!10番マカリステルの弾丸決勝ミドル
 SNS上には、勝利の立役者となったマカリステルに賛辞が殺到。次のような熱いコメントが絶え間なく上がっている。

「やばいとしか言いようがない」
「今日の朝飯これでいいや」
「キーパーがノーチャンスすぎて面白い」
「マジでジェラードやん」
「本当にジェラードかと思った」
「この男が3500万ポンド...狂気の沙汰だ」
「今シーズンの最優秀選手は間違いない」
「どうか怪我だけはしないでくれ」

 昨夏に加入したマカリステルは、ここにきてゴールとアシストを量産。クロップ監督も先日、「彼はリズムを作り、違いを生み、試合の一瞬をコントロールできる。トップ、トップ、トップの選手だ。契約した時、私たちはすでにそういう感覚を持っていた。期待以上のものを見せてくれている」と激賞していた。

 遠藤との名コンビとしても名を馳せる、25歳のアルゼンチン代表MFから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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