遠藤航が所属するリバプールは、4月7日に行われたプレミアリーグ第32節で、マンチェスター・ユナイテッドと2−2で引き分けた。前半に先制し、優位にあったなかで逆転を許した展開は、追いついて1ポイントを得たとはいえ、喜べる結果ではなかっただろう。

 だが、リバプール専門サイト『Liverpool Echo』によれば、この試合でユルゲン・クロップ監督にはひとつ朗報があったという。遠藤とダルウィン・ヌニェスがイエローカードをもらわなかったことだ。

 同メディアは、32節終了までにイエローカードが通算10枚に達した選手が、2試合の出場停止を科されることを指摘。これまで8枚のカードを出されている遠藤とヌニェスは、ユナイテッド戦で警告を受けなかったことで、このサスペンションを免れる見込みになったと伝えている。
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 もちろん、レッドカードで退場となり、出場停止を科される可能性は残っている。だが、少なくとも32節まで綱渡りのようにカードを気にしなければいけない状況は解消された。同じ専門サイト『Liverpool.com』は「タイトルレース終盤戦を前にクロップに静かな追い風」と報じている。

「終盤戦で彼らが出場停止となるリスクは残るが、クロップにとってはうれしい安堵だ。彼らはタイトルレースに大きな影響を及ぼしてきた。まだこれからも大きな役割を担うだろう」

 遠藤はもはやリバプールの中盤に欠かせない存在となった。クロップは日本代表キャプテンを欠く可能性をできるだけ小さくしたいはずだ。それだけに、知らせを喜んでいるのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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