4月13日に行なわれるJ1第8節で、横浜F・マリノスはホームの日産スタジアムで湘南ベルマーレと対戦する。

 3月30日のJ1第5節・名古屋グランパス戦から、中2〜3日での6連戦という過密日程の渦中にある横浜が、リーグ戦3連勝を懸けて“神奈川ダービー”に臨む。17日のアジア・チャンピオンズリーグの準決勝・第1戦に向けて弾みをつける意味でも、勝点3を掴みたい試合だ。
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 12日の練習後に取材に応じた水沼宏太は、湘南戦の攻略ポイントを次のように語る。

「ハイラインを敷いてきた時に、わざわざ相手を下げさせて攻めなくてもいい。自分の武器を活かしながら、スペースに落とすボールだったり、早めにクロスを上げることでチャンスは作れると思う。やってみないと分からないですけど、そこを狙っていきたい」

 リーグ戦では開幕からメンバー入りを続けていた水沼だが、2日前のガンバ大阪戦は今季初のベンチ外だった。おそらくチームとして連戦を戦い抜くうえでのローテーションもあるだろうが、背番号18は「特に疲れはない。出られなかった悔しさのほうが強いので、自分の良さにフォーカスしてプレーしたい」と気合十分だ。

 また、「観に来ている人たちに楽しかったと思ってもらえる試合をしないといけない」とも話し、「マリノスはこういうサッカーをするんだというイメージが付いたなかで、それをやらないのは、あってはいけないこと。どんどん攻撃を仕掛けて、たくさん(ゴールが)入った、また来たいなっていう試合をしたい」と意気込む。

 湘南戦で水沼はゴールに絡む活躍を見せられるか。注目の一戦は14時にキックオフ予定だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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